はい、デローザ
上の写真はDEROSA KING
ホイール、コンポ共に普通に市場に出回ってる物としては最高峰の品を組み付けた逸品です
実測はしてませんが、持ち上げると「あれ、何か付け忘れたっけ?」と思うほど軽いです
さぞかし走りも軽いのでしょう、…預かりものなので乗ってませんが。
今回はカーボンフレームの話
よく話にでるカーボンの「一般的な特徴」ですが
1.軽い
2.乗り心地がいい
3.高い
4.耐久性がない
といった話ですが、カーボンフレームが創られて30年程たつと、さすがに状況も変わります、今回は「最近のカーボンフレーム」のお話です。
1.軽さについて
これに関しては相変わらず軽いです。カーボンは設計の自由度が高いので、寿命を削るとすさまじく軽いです。また、それをカバーするために異径ヘッド圧入BB等で剛性を増しているモデルも多いです。
ただし、薄くして、固くすれば、もろくなる、というのは変わらないので700g以下のフレームはそれなりに覚悟は必要です(すぐに割れる、というわけではないけどあくまでもレース用、という事)
2.乗り心地がいい
上にも書いてますが、カーボンの一番の利点は「設計の自由度」です、なのでデザイナーの考えたデザイン、性能が反映しやすくなってます。
現在の主流は「プロレーサーのトルクに耐えながらも快適性を確保したフレーム」や「快適性を重視しつつ、軽量化」といったタイプですが、中には
「スプリンターのトルクでもたわまないガチガチフレーム」というものも存在します。
実際乗るとさして軽くなく、乗り心地も悪いが、とにかく前に進む、という性格でした。
この条件ならむしろアルミで良いんじゃないかと思いましたが、受注生産に近いフレームでしたので、カーボンのほうが都合がいいのかもしれません。
カーボンだから一概に快適、というわけでなく用途に会ったものが必要です
3.高い
価格に関してはすごい勢いで低価格化が進んでいます。
理由は円高、材料費の低下等もありますが、一番の理由は「量産効果」です
カーボンといえばルック、タイムという頃はフレームで40万パーツに30万というのが相場だったように思いますが、カーボンが活躍するにつれて需要が増加、生産増加、低価格化、更に需要増のスパイラルで、現在は完成車で15万くらいが出てきています。
量産さえできればカーボンも材料は安いものです、そのうちアルミの数が減って現在のチタンフレームのような存在になるかもしれませんね。
4.耐久性がない
この話、昔から出る話ですが今でもよく聞きます
数年前にもブログで描いたような気がしますが、耐久性に素材は「あんまり」関係ないです
超軽量フレームはクロモリでも(1000g位)折れてました、カーボンだと今なら、600g位でしょうか
で、今どきの中堅のフレームですが、私の知る範囲では滅多に折れません。
年に数件はありますが他のフレームと比べて多いか?と問われれば、同じ位、と思います。
完成車で40万くらいであれば、もう気にしないいいのではないでしょうか?
細かい話はまだありますが長文すぎるので今回はこの辺で
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